越生毛呂ロータリークラブ　坂戸さつきロータリークラブ　東松山むさしロータリークラブ　東京電機大学理工学部協賛による「東日本大震災チャリテイコンサートアジアの風」が１１月１３日　東京電機大学鳩山キャンパスで行われた。

　東京電機大学と坂戸さつきロータリークラブはクラブのホームページを学生達主導で作成（２００８年度）、メンテナンスをしていることなどをきっかけに深い交流がある。また、日本のロータリークラブ独自の奉仕プログラム「米山記念奨学会」の海外留学生への奨学金支援、この対象学生が東京電機大学で多く学んでいることなどにより、今回のコンサートが企画された。

　この日は　日本の筝と尺八からスタート。二胡、馬頭琴、シタールなどアジア大陸の音楽が演奏された。圧巻は中国新疆ウイグル自治区の皆さんによる歌と踊り。リーダーのデイリ　ムラットさんが米山奨学生出身ということもあり、多くの奨学金をえた学生たちも応援にかけつけた。ロータリークラブへの感謝ということだけではなく、震災直後に現地へ飛び、炊き出しをしたりした映像を流しながら、「自分たちにできるなにか」を追求し、「日本」への感謝の気持ちを切々と舞台から訴えた。

　この日は６００人に近い人が参加したが、コンサート終了後には設置された「募金箱」に多くの人が殺到。「アジアの風」で震災を風化させてはならない思いが一層人々の心の琴線にふれ、感動の一日となった。