先日、埼玉会館での「ランチタイム・コンサート」に行った。新日本フィルメンバーによるトロンボーン四重奏だった。オーケストラでなく、トロンボーンだけの演奏というのが何とも新鮮で、その多彩な音に酔いしれた。演奏者の司会ぶりも、不慣れな感じが却って初々しかった。ランチタイムの12時10分から50分までのコンサートで、オフィスの昼休みを利用しての客もいるかと思えば、このコンサートに行くと昼食を食べる時間がなくなるので、勤め人らしき人はほとんどいなかった。（ランチを食べながらのコンサートもどこかで企画してくれれば嬉しい。）

　とにかく音楽は、心和むものだ。このコンサートは、財団法人埼玉県芸術文化振興財団主催で、県とさいたま市が後援している。街に潤いを与えることになると思うが、県と市は、他に音楽での街づくりとしてどんなことを？

　県ホームページを見てみると、24日には、「さいたま新都心歌声ひろば」と題して、けやきひろばにて、参加者が「ふるさと」等の歌を生演奏に合わせて歌うイベントを開催。警察音楽隊野外コンサートが、同じく９月に数回けやきひろば等で行われている。また、11月１日には、県民活動総合センター（伊奈町）にて落語家 林家正蔵とジャズピアニスト 佐山雅弘によるセッション「Ｊａｚｚと噺」が行われる。

新都心けやきひろばでは、様々な音楽イベントが行われており、去る20日、21日には、「さいたま新都心ＪＡＺＺ　ＤＡＹ」としてジャズバンド演奏も行われた。“ジャズによる街おこし”を目的に、ジャズボーカルのコンテストも県、さいたまアリーナ、広告代理店主催で行われている。2006年に第１回「さいたま新都心ＪＡＺＺ ＶＯＣＡＬ ＣＯＮＴＥＳＴ」が行われ、第3回目が11月８日（土）、けやきひろば特設会場にて開催される。地元さいたま市出身、14枚ものゴールドディスク賞受賞のサックス奏者、稲垣次郎氏もスペシャルゲストとして参加する。さいたまはＪＡＺＺが熱いっ!!

（檀　玲）