トップページ ≫ 社会 ≫ さいたま市内で相次ぐ選挙妨害~民主主義を冒涜する最も卑劣な行為
社会
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総選挙もいよいよ終盤戦に突入し、選挙戦は熱気を帯びてきている。埼玉県内にも安倍晋三総理大臣が入り、牧原ひでき(5区)、中根一幸(6区)両陣営への応援と檄を飛ばした。9日火曜日は、村井ひでき(1区)陣営にも岸田文雄外務大臣、新藤義孝元総務大臣(自民党埼玉県連会長)が共に入り、大勢の有権者に向け、街頭演説と個人演説会で村井候補への支援を呼びかけた。現在、さいたま市内の3選挙区では自民党が攻勢を強めており、最終日まで手を緩めることなく激しい運動を展開する様相だ。そんな中、公営掲示板に貼られたポスターが次々と悪戯書きされる事件が起きた。手口から見て、明らかに大人がやったと思えるような悪戯書きだが、愉快犯的ではなく、明らかな選挙妨害であることが見て取れるのだ。 前回、前々回と散発的な悪戯はあったが、ここまで酷いのは今回が初めてではないだろうか。誰しも自分が応援する候補者に勝ってほしいという気持ちは当然あるだろう。しかし、自分が応援している候補者と対立する、他の候補者に対し、選挙運動を妨害するのは、民主主義を冒涜する、最も卑劣で悪質な行為で、絶対に許してはいけないのだ。尚、選挙ポスターへの悪戯書きは公職選挙法第225条(選挙の自由妨害罪)に当たり、4年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処せられる。
(直木 龍介)