社会
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裏金疑惑から記者に逆ギレした谷川弥一衆議院議員は辞職した。会見を開いたが、相変わらず反省の色もなく、大臣になれなかったのは「ゴマすり」をしなかったからと。パーテイ券をうりさばいたのは、派閥に認めてもらいたかった、大臣になりたかったと。長崎県五島市出身の谷川氏、有権者に対して傲岸不遜の態度はあらためられることはなく、政治不信の根幹を見た気がする。
安倍派の5人衆は立件を見送られたが、その中の高木衆議院議員(直前安倍派事務総長)が「安倍さんに申し訳ない」と涙まじりに声を詰まらせた。謝るのは国民に対してで、安倍さんにではない。
能登半島地震対応、保守本流・70年近い歴史をもつ宏池会の解散表明と岸田総理も必死ではあるが、支持率アップにはつながらない。そもそも政治刷新本部に期待する国民が3割というのもわびしい。
今年は辰年。辰・龍はカタチをつくるといわれている。この国のカタチを創るために、自民党を本気でしっかり生まれ変わらねばならない。そのことに気づいている政治家はどのくらい存在しているのかだろうか。国会開会はもうすぐだ。
伊勢谷珠子
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