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なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
小学校に入学して2年になるが、鉛筆や消しゴム等の文房具の消費が早いことがずっと気になっていた。勉学に励んでいるんだから・・。と思いたいが見ている限りそうとも言い難い現象が起こっている。どう考えてみても握ることすらできない程短くなった鉛筆。意図的にやらなくては到底ならないであろう何分割にもされ粉々になった可哀想な消しゴム・・。入学したての頃はよほど授業が退屈なのか、鉛筆に歯型まで残っていた。
冬休み中に不足のものを補充しなくてはならずお道具箱の中をチェックすると、これまたどれ程の圧力をかけたのかと疑ってしまうペン先のひっこんだカラーペンがセットの半分を占めていた。また、新たな対策を考えねばと出した答えは「自分のおこづかいで購入」だ。事前に親にお伺いをして、これなら(壊れた状態を見せて)親がお金を出しましょうレベルならセーフ。というものだ。「また新たな対策を」というところに気づいた方もおられると思うので話すが、子どもは何でも欲しがる。特に我が子は交渉上手で“一つだけ選んでいいよ”と選ばせてみると、あえて二つ持って来ては“一つに選べない”というのがおきまりだった。もちろん私はそんな手には乗らないが、おばあちゃん達はイチコロだ。その時の対策としておこづかい制を導入した。“出先で好きなもの一つは買ってあげるが、あとはおこづかいで買うなり自分で考えなさい”というものだ。その時の反応もおもしろかった。お菓子ひとつとってみても、これでもかと時間がかかる様になったのだ。そして今回のカラーペン自費購入後一ヶ月ほど経つが、あれほど消費の早かった文具類、いまだきれいな状態が保たれている。現在、小学生の息子は親に借金中なのだ。大きくガッツポーズをしたい気分だ。
緑川 艶子
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