コラム
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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 坂戸市長の男のあげかた(2021年08月21日)
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地方自治は民主主義の学校と言われる。そのまちがどのように治められているか。民主的か非民主的か。そしてこの「まち」同士のコンクールが実ってこそ、国全体も民主的に治められていくというのが、民主国家のシステムだ。一つの街に善政がしかれていれば、他の町村も負けじと競い合うことこそ、住民は幸せ感を味わえる。坂戸市は県西部の10万そこそこのまち。この市長が今、注目されて…
- 渋沢栄一と金メダリスト新井千鶴(2021年07月30日)
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柔道70㎏級で見事、金メダルを射止めたのは新井千鶴選手。我が埼玉県出身だ。高校も県立児玉高校。学業はオール5だったそうだ。もっともこの児玉高校は2年後には魅力ある県立学校づくり、第一期仮称児玉新高として飯能高校と共に生まれ変わる。それはそれとして、児玉地方はお隣の深谷市と深いつながりを持っている。経済圏も政治圏も一緒なのだ。深谷は日本経済の父、渋沢栄一翁の生…
- 泰明さんがやめちゃう(2021年07月07日)
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山口泰明さんが引退する。記者会見もした。とにかく、この人ほど、自民党内での人気の高い人はいない。この人が一声を発すると、皆、静まるという伝説の人だ。埼玉の若手の国会議員も仲人をしてもらっている人が多いのも凄いことだ。といって山口さんは大臣も何もしない。選対委員長ということで目を光らしている。安倍さんも菅さんも麻生さんとも皆仲がいい。こういう大物が一人ぐらいい…
- 小林哲也さんと親子鷹(2021年06月18日)
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小林哲也さんが熊谷市長選の出馬を決断した。哲也さんは県議会の議長までも経験した有能なる現職の人だ。本来、小林哲也先生と呼びたいところだが、私とってはあくまでも哲也さんなのだ。哲也さんの父君は私が尊敬してやまない地方政治家の雄であり、鏡であり、星だった。国を憂い、県を想い、ふるさと熊谷を愛し、その熱情と実力は他の追従を許さなかった。小林先生とはよく飲み、政治、…
- 清水勇人さんという好漢(2021年05月24日)
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投票率28パーセントはしかたないだろう。失礼ながら、はじめから決まっていたような勝負だからだ。自民党も公明党も木の影から顔だけを出して応援していた姿は、清水さんに脱帽したあらわれだ。清水さんは涼しげな男だ。誠が顔ににじみでている。この誠に多くの支持者がはじめの12年前から変わらずついてきた。涼しげだが、芯の強さは半端ではない。自民党の県議時代も決してボス達に…
- 枝野さんの弱気(2021年05月13日)
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枝野さんが「今回は不信任案は出さない」とうなだれた。いつもの強気はすっかり消えた。勝負に生きる者が弱気になってしまったらおしまいだ。理由はコロナの解決に全力を尽くしたいということだった。あと4ヶ月で衆議員の任期は切れてしまう。ではこの4ヶ月でコロナが終息するというのだろうか。 菅さんの内閣支持率は40パーセントを切ってしまっていよいよ危険水域に入ってしまっ…
- 無効になったスーパークレイジー君悲話(2021年04月14日)
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市町村の品格は首長や議員のそれとイコールになる。日本という国家も総理大臣や国会議員の品格でわかる。ひるがえって戸田市はどうなってしまったのか。先の首長の代までは全国でも有数の市だった。そこへスーパークレイジー君なるものが議会に入った。これまた全国でも有名になってメディアが騒ぎ立てた。最初の質問も時間が余り過ぎ、そして内容はお粗末。挙句の果て、戸田市に住んでい…
- 嘘の自叙伝だけは書くべきではない(2021年03月02日)
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埼玉県議会議員をやって、さらに国会議員までやった人物が自叙伝を書いた。自叙伝は自分の伝記だから何を書いても責められることはないが、あまりにも事実と違うことが書かれていると大きな問題になると思う。いやしくも政治家だったのだから。この著書に関わった事件や人物が後世に伝えられるのだから罪深い。しかも、この伝記の主が挨拶も何もなくポーンと知人に送ってきたから、その時…
- このままでは野党の未来はありえない(2021年02月11日)
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浪人をしている野党の中堅幹部が某所にあいさつに来た。挨拶もろくにせず、一枚の紙きれを置いて姿を消した。これが六期も務めた前衆議院の態度かと思うと野党そのものの未来は暗いと感じる。与党にこれだけのマイナス材料がそろっているのに支持率もいっこうに上がらない。失礼ながら国民は民主党アレルギーを免疫として持ってしまっていることに気づかない限りジリ貧になるだろう。健全…
- 田原総一朗氏と片山さつき女史と村井英樹氏(2021年01月26日)
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片山さつき女史がひときわ目立つ。深夜から朝までのテレビ討論だ。朝まで生テレビは田原総一朗氏の司会。一流の司会者に一流の論客達だからおもしろい。中でもさいたま市立高砂小出身の片山氏、さいたま市立浦和別所沼小出身の村井氏は特に目立って、ひときわ冴えているのが気持ちいい。片山氏も村井氏もそろって東大卒だが、嫌味が無いのがいい。学歴でいえば、司会者の田原氏は、滋賀県…