文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
あと二週間もすれば東京マラソンだ。
私の走る舞台である。
東京マラソンは二度目の出場ではあるが、本音をいえば二度目の余裕など1ミリ足りともない。
こんなことを明かすと弱音や言い訳のようだが、昨年の事故は後遺症として少なからずわたしの体にダメージを与えている。
しかし東京マラソンに当たるということは宝くじのようなものだ。
その切符を手にできなかった多くの人のことを想えば、その舞台に立てるということはこの上なく幸せなことである。
なので私は痛みを理由に退くことよりも、その幸せを痛みとともに味わうことを選ぶ。
人生とは楽なことばかりではない。
苦しみや試練があってこそ自己を成長させる。
どんなに辛くても負けるものかと42、195キロを走り抜いたとき苦しみから逃げない強い自分が生まれるはずだ。
そう、できると自分を信じて・・そして達成感を胸に笑顔でゴールを駆け抜けよう。
それが私の人生の最高の1頁になるのだから・・・。
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