17日さいたま市議会6月定例会が開催された。清水新市長の所信表明を聞こうと午前9時半ころから傍聴を希望する市民が集まり始めた。開会予定の10時直に議会運営委員会が開催され、既に配布されていた日程の大幅変更がなされた。その結果15分過ぎに議場に市議ならびに執行部が入ったものの全員協議会が始まって、さらに傍聴者は外で待たされる始末、中では4月に移動してきた議会関係の職員の紹介、姉妹都市ドイツのマインツ市行政視察報告、新型インフルエンザの市内での感染者発生の報告が行われ、結局傍聴者が入場したのは9時50分。この間ロビーで立ったまま三々五々あつまった傍聴希望者の間からは段取りの悪さに不満の声が上がった。しかも当初配られた予定表には市長挨拶が最初のうちに予定されていたが、改めて配られたものには中盤以降に変更されていた。補欠選挙で当選した2名の新議員が紹介された後、29件の議案説明が行われ、11時20分には暫時休憩、そのまま2時半まで昼食を挟んで3時間の休憩。新市長にとって初の議会での発言を心待ちにしていた傍聴者の半分ほどがあきらめて帰ってしまった。議会の傍聴に来る市民に対してできる限りの便宜を図るのも議会人の役割だと思うのだが、今回の直前の時間変更、さらには日程の順番の変更にはすっきりしないものがある。少なくとも傍聴に来た市民が納得するような説明がなされてしかるべきであった。
清水市長は午後に回された挨拶の中で3選自粛条例案、退職金5割カットの条例案の提出などと共に「市民の方を向き、市民の声を聞き、市民のために全力を挙げて取り組んでいく」と改めて決意を強調した。
いずれにせよ、市民を意識したスムーズな議会の開催のためには、市長・議会人双方の協力が不可欠だろう。



